バレンタインから逃げるために篭ることにした、ダンボール箱に
藤原です。
今日はバレンタインデー。
日本において、バレンタインは女子が好きな人にチョコを渡す日となっている。好きな人に渡すチョコから、義理チョコだとか、友チョコだとかが生まれたが、それらはあくまで派生したものだと思われる。
しかし、そういう儀式がさも当たり前かのような風潮は、チョコをもらえる人ともらえない人の二極分化を生むことになると、多くの人は気がついていないようだ。
そんな冷たい世間にはもううんざり。
そういうわけで、バレンタインから逃げるために篭ることにした、ダンボール箱に。
説明
デイリーポータルZ編集部 林です。
すでに藤原君は箱の中に入りました。これから彼は箱の中から携帯で更新します。2月14日22時までリアルタイム更新を行う予定です。箱の中の藤原君に質問やメッセージのあるかたは dailyportal@mlc.nifty.com までメールをお送りください。
プリントアウトして箱の隙間から彼に渡します。今日のリアルタイム更新は新しい記事が下に追加されますのでスクロールしてご覧ください。
真っ暗闇
藤原です。
箱の中は真っ暗で、かつ、蒸し暑いです。
なんていうか、フロイト的に言うと…やめておきましょう。
バレンタイン、広がる悲しみ。
藤原です。
画像は、2年前僕が通っていた高校の通学路にあるコンビニに貼ってあったポスターです。
300円以上買った人にチョコをくれるそうです。このコンビニはキャバクラか。
高校は男子校だったんですが、この企画を考えた人は、そのことを意識していたんだと思います。
きっとその人は「男子校って女子がいないからチョコが貰えなくて憐れよね。慈悲深いアタシが面倒見てやらなくもないわ」とか思ってたんだと思います。
偽善、という二文字が脳裏に浮かびます。だいたい、お前の都合でバレンタインの2日前にすんな、と。
そういう見下しが、多かれ少なかれ世の中に悲しみを広げているんだ!
…興奮したら箱の中の空気がうすくなってきました。
メールを渡しました
デイリーポータルZ編集部 林です。
たくさんのメールありがとうございました。プリントアウトして藤原君に渡しました。
メール渡されました
藤原です。
皆さん、メールありがとうございます。
今、メールがプリントされたものが手元にあります。が、真っ暗で読めません。
心の目で読みます。頑張ります。
孤独
藤原です。
箱の下から差し込む光を頼りに、メールを読んでいました。会社から送られてくるメールは心に響きます。
ところで、部屋から人がいなくなったみたいです。箱の中には当然一人なのですが、部屋の中でも一人ぼっちで、ものすごい孤独感が押し寄せてきました。
持ってきたゲームボーイポケットはバックライトがないので、箱の中ではできません。寂しいです。
チョコに含まれた暗号
藤原です。
箱の中で考えていたら、バレンタインに何故チョコを渡すのか、閃いてしまいました。
チョコはアルファベットで表記すると、
「choco」
となります。ここで頭のcはノイズなので省いてください。そして、残った文字列のアルファベットを一つずつ確認しましょう。
「えっち・おー・しー・おー」
では早口でこれを音読してみて下さい。
……。
結局、そういうことだったんですよ。愛なんてないですね。
箱の中だと頭が冴え渡ります。
古畑任三郎でした。
チョコレート差し入れ
デイリーポータルZ編集部 林です。
受付の女性が藤原君へとチョコレートを持ってきてくれました。
恐る恐るチョコレートを受け取る藤原君(動画 QuickTime形式 ・ 32秒 ・ 音声なし)
ブロードバンド用 ( valentine_bb.mov )
ナローバンド用 ( valentine_nb.mov)
受け取ったものの、チョコレートであることに気づくと、そっと返してきました。
会議中
デイリーポータルZ 編集部 林です。
企画会議を行っております。箱はすみっこにおいたままです。
会議終わる
藤原です。
会議とラジオの収録が終わりました。
箱の中の空気ももうすぐ終わりそうです。息苦しいです。
ラジオの収録中、みんな素材をイヤホンで聞いていたようで、箱の中の僕は完全に疎外されていました。お楽しみに。
もう帰るよ。
藤原です。
そうこうしているうちに、あっという間に時は過ぎて、こんな時間になってしまいました。
バレンタインデー(戦い)はまだちょっと続きますが、「非暴力、非服従」をモットーにした今日のリアルタイム更新は終わります。
明日になったら普通にチョコ食べまくりたいと思います。
お付き合い頂きありがとうございました。
帰宅風景。

